この物語は、「OBBIJIN奮闘記」
「KIWAKA物語」を経て、
私が“第二の挑戦”として歩み始めた
【TOSHIMI】というブランドの記録です。
今回は、体験を書き綴る中で見えてきた
自分の核となる使命と、
今後の方向性についてお話しします。
コロナ禍という、誰にとっても
同じように与えられた時間。
その中で大きく動けた人もいれば、
商機へと変えた人もいました。
私は心のどこかで、問い続けていました。
「営業として、もっと動けたのではないか。」
この違和感の正体を知りたくて
私は改めて、自分の足跡を
言葉として可視化し始めました。
今年の春、「OBBIJIN奮闘記」をまとめ
長く心の奥にしまっていた
「KIWAKA物語」も書き上げました。
書き進める中で私は気づきます。
私は常に、
ご縁に導かれて進んできたということに。
OBBIJIN。
KIWAKA。
iTOP™。
そして TOSHIMI。
積み重ねてきた経験は豊かである一方
複雑に絡み合うことで、
本当に伝えたい想いを曇らせていたのかもしれません。
私の原点は、東南アジアからの
訪日観光客向けのお土産探しからでした。
しかし――
大量の在庫、莫大な資金、
商社レベルのスケール感。
個人が挑戦するには
難しい世界だと悟りました。
そこで私は発想を転換します。
「日本の本物素材で袋物をつくろう。」
つまり、本物志向の高級お土産づくり
へと舵を切ったのです。
母から譲り受けた西陣織で試作品をつくり
それに「OBBIJIN」と名付けました。
小ロットで製造できる縫製工場を探す中で
やがて故郷に伝わる〈金華山織〉と出会い
恋に落ちました。
「貴婦人のような鞄」をつくる。
こうして誕生したのが、
私自身初のブランド「KIWAKA」。
それは「わかやま」をイメージして
いただくためのブランドでもありました。
金華山織の美しさを引き立てるために
私は多くのパーツを自ら創り上げました。
その延長線上で、
奇跡的なご縁と共に生まれた独自意匠
唯一無二のファスナー引手――
**iTOP™(アイトップ)**です。
その瞬間、私は確信しました。
これは、私の使命である。
試練も迷いも、すべては
iTOP™を世に送り出すための道だったのだと。
あの“いやらしい出来事”を経て、
一度、地域性を手放し、
iTOP™を主役に据える決断をしました。
まず認知していただくべきは、
神田敏美 = iTOP™
だからこそ私は、「KIWAKA」を一旦脇に置き
**iTOP™が最も輝くブランド〈TOSHIMI〉**
として再スタートする道を選びました。
そして土台が整ったその先で
改めて「KIWAKA」の世界観を復活させる。
――これが、今の私の決意です。
私がこの経験から強く感じているのは
“書くこと”は、内省のプロセスである
ということです。
言葉に落とすことで
過去が整理され、使命が浮き彫りになる。
これはビジネスでも人生でも
非常に重要な自己対話であると実感しています。
ここまでが、過去を振り返るTOSHIMI物語です。
そして 2026年からは、
いよいよ“進行中のリアルな物語”が始まります。
――つづく。