TOSHIMI物語 – Part9──――書くことで見えた決意――

TOSHIMI T

――書くことで見えた「決意」――

この物語は、「OBBIJIN奮闘記

KIWAKA物語」を経て、
私が“第二の挑戦”として歩み始めた
【TOSHIMI】というブランドの記録です。

今回は、体験を書き綴る中で見えてきた
自分の核となる使命と、

今後の方向性についてお話しします。

1.胸に残っていた問い

コロナ禍という、誰にとっても

同じように与えられた時間。
その中で大きく動けた人もいれば、

商機へと変えた人もいました。

私は心のどこかで、問い続けていました。

「営業として、もっと動けたのではないか。」

この違和感の正体を知りたくて
私は改めて、自分の足跡を

言葉として可視化し始めました。

2.書くことで整理された“道のり”

今年の春、「OBBIJIN奮闘記」をまとめ
長く心の奥にしまっていた

KIWAKA物語」も書き上げました。

書き進める中で私は気づきます。
私は常に、

ご縁に導かれて進んできたということに。

OBBIJIN。
KIWAKA。
iTOP™。
そして TOSHIMI。

積み重ねてきた経験は豊かである一方
複雑に絡み合うことで、

本当に伝えたい想いを曇らせていたのかもしれません。

3.すべての起点は “土産探し” だった

私の原点は、東南アジアからの

訪日観光客向けのお土産探しからでした。

しかし――

大量の在庫、莫大な資金、

商社レベルのスケール感。
個人が挑戦するには

難しい世界だと悟りました。

そこで私は発想を転換します。

「日本の本物素材で袋物をつくろう。」

つまり、本物志向の高級お土産づくり

へと舵を切ったのです。

母から譲り受けた西陣織で試作品をつくり
それに「OBBIJIN」と名付けました。

小ロットで製造できる縫製工場を探す中で
やがて故郷に伝わる〈金華山織〉と出会い

恋に落ちました。

「貴婦人のような鞄」をつくる。
こうして誕生したのが、

私自身初のブランド「KIWAKA」。
それは「わかやま」をイメージして

いただくためのブランドでもありました。

4.そして生まれた“核”――iTOP™

金華山織の美しさを引き立てるために
私は多くのパーツを自ら創り上げました。

その延長線上で、

奇跡的なご縁と共に生まれた独自意匠
唯一無二のファスナー引手――

**iTOP™(アイトップ)**です。

その瞬間、私は確信しました。

これは、私の使命である。

試練も迷いも、すべては
iTOP™を世に送り出すための道だったのだと。

5.だから私は、選び直す

あの“いやらしい出来事”を経て、
一度、地域性を手放し、

iTOP™を主役に据える決断をしました。

まず認知していただくべきは、

神田敏美 = iTOP™

だからこそ私は、「KIWAKA」を一旦脇に置き

**iTOP™が最も輝くブランド〈TOSHIMI〉**

として再スタートする道を選びました。

そして土台が整ったその先で
改めて「KIWAKA」の世界観を復活させる。

――これが、今の私の決意です。

6.私からお伝えしたいこと

私がこの経験から強く感じているのは

“書くこと”は、内省のプロセスである

ということです。

言葉に落とすことで
過去が整理され、使命が浮き彫りになる。

これはビジネスでも人生でも
非常に重要な自己対話であると実感しています。

ここまでが、過去を振り返るTOSHIMI物語です。

そして 2026年からは、
いよいよ“進行中のリアルな物語”が始まります。

――つづく。