この物語は、「OBBIJIN奮闘記」
「KIWAKA物語」を経て、
私が“第二の挑戦”として歩み始めた
【TOSHIMI】というブランドの記録です。
今回は、
パンデミックという“強制停止”の中で
私が外からは見えない部分を整えていた時間
についてお話しします。
2020年春。
活動が制限される中で、私が最初に着手したのは
事業でも、営業でもなく、自分自身の基盤でした。
KIWAKAを長年応援してくださっているNさんから
キックボクシングジムのモニター募集に
声をかけていただいたのです。
運動が得意とは言えない私にとって、
それは勇気のいる一歩でした。
その後、Nさんはパーソナルトレーナーの資格を取得。
私は約3年間、週に一度、
彼女のトレーニングを継続しました。
結果として得たのは、体力だけではありません。
**習慣、自己管理、そして「続ける感覚」**でした。
この時期に整えた身体と生活リズムは、
後の活動を確実に支える土台になりました。
同時に、ブランド活動も止めませんでした。
外出制限下だからこそ実現できたのが、
ホテルのスイートルームや高級家具店など、
静かな空間を活用したイメージ撮影です。
モデルはNさん、撮影は女性のプロカメラマン。
TOSHIMIの世界観を丁寧に可視化することに集中しました。
遠方のスタッフとはZoomで打ち合わせを重ね、
コロナ明けを見据えた資料や構想を
少しずつ積み上げていきました。
政策金融公庫からのコロナ融資と
「小規模事業者持続化補助金〈低感染リスク型ビジネス枠〉」の採択。
これにより、ECサイトの整備、プロモーションビデオ制作、ブランドブック制作へとつながっていきます。
ニューヨークからの帰国時のハプニングで
偶然の出会いからつながったM教授とのご縁が、
Web翻訳、広告制作会社、PV制作へと広がって行ったのです。
ご縁は、準備している人のもとに連なっていく。
私はそれを、今になって改めて実感しています。
姪を通じて出会ったシンガポール在住のS氏の紹介で、
かつて現地で活躍されていた日本人商社マンともご縁がつながりました。
そこから、シンガポール、香港、インドネシア、インドなど、
アジア各国でマーケティングを試みる機会を得たのです。
2023年以降、家族の事情で再び歩みは止まります。
けれど今振り返ると、
コロナ禍の約4年間は「停滞」ではなく、
**筋力・資金・人脈・海外視点という
“基盤を育てる時間”**だったのだと思います。
私がこの経験からお伝えしたいこと
【水面下での準備こそが、自分を鍛え、
そして必ず、後に活きてくるということです。】
止まっているように見える時間ほど、
何を整えるかで、次の展開は大きく変わります。
(つづく)