TOSHIMI物語 Part15 ――還暦で感じた家族の愛――

TOSHIMI T

2026年も立春が過ぎ
個人事業主である私は、
確定申告の準備に入る時期となりました。

日々の実務に追われる季節ではありますが
今回は少しだけ筆を緩め
還暦を迎えた節目について
書いてみたいと思います。

先日、私は無事に
60歳の誕生日を迎えることができました。

誕生日当日は実家へ帰省し
家族がささやかなお祝いの席を
用意してくれていました。

万葉集で山部赤人らに詠まれた景勝地、和歌浦。
その高台に佇む海の見えるレストラン
Grand Bleu Mimura」にて
フレンチとイタリアンを融合させた
フルコースをご馳走になりました。

美しい器、素材を活かした味わい
そして何より、
家族と囲む食卓の温もり。

これまでの年月を静かに振り返る
穏やかで豊かな時間でした。

姪と甥からも
心のこもったプレゼントをもらいました。

添えられていたメッセージカードには
幼い頃からの想いが綴られており
読み返すたび胸が熱くなります。

昨夏、些細な言葉の行き違いから
少し距離ができてしまった姪。

それでも今回、
仕事の都合を調整しながら
帰省のタイミングを考えてくれていたと聞き
胸がいっぱいになりました。

パートナーからは、
丙午生まれ・年女にちなみ
クリスタルの馬の置物を贈られました。

「目標に向かって駆け抜けて」

その言葉には、
これからの挑戦を後押しする
静かなエールが込められていました。

高齢の両親や伯母が、
持病を抱えながらも元気でいてくれること。

妹家族が、
変わらず寄り添ってくれていること。

そして20年という歳月を共に歩む
パートナーの存在。

こうして家族に囲まれて迎えた還暦は、
私のこれまでの歩みが
決して一人きりの挑戦ではなかったことを
あらためて教えてくれる時間となりました。

家族の愛と支えに、
心からの感謝を抱いた一日。

この節目を力に変え、
これからの挑戦へと
また一歩踏み出していきたいと思います。

――つづく。

※本シリーズは「TOSHIMI物語」として連載しています。