夜
頼まれた資料を作り直すことになって
パソコンの前に座ったまま
画面がやけに白く見えた
暖房の音だけが残っていて
肩に入った力が
なかなか抜けなかった
嫌だったわけじゃない
ちゃんとやろうとも思った
でも
指が止まってしまった
疲れているというより
自分の気持ちを
また後回しにした
そんな感覚が
胸の奥に残っていた
これまで
応えることで
場を守ってきた
空気を乱さないように
自分の余裕は
いつも最後にしてきた
それは弱さではなく
生き抜いてきた形だったと思う
だからこそ
言葉にならなかったものが
そのまま机の上に残る夜もある
無理に意味をつけなくても
正解を探さなくてもいい
私の場合はどうだろう
そう問いが浮かんだなら
今日は
その感覚を
しっかり受け止めてあげてほしい
すぐに動かなくても
答えを出さなくても
その夜に気づいたこと自体が
もう
大切な一歩なのかもしれない 🌙