冷えた空気が残っている理由

まちゃお

朝の支度をしている時や
一日が終わって静かになった夜
ふと理由もなく
胸の奥がきゅっとなる瞬間がある

暖房は効いているはずなのに
足元だけが冷たい
そんな感覚が
記憶と一緒に立ち上がってくる

昔いた場所の会議室
自分が何かをしたわけじゃないのに
誰かの強い声が響くたび
呼吸を浅くしていた
私のことだと思った
その一文が
今も胸に残っている

その頃
占いとか宿命鑑定という言葉に
なぜか距離を置きたくなった
今なら
少しわかる気がする
決めつけられること
逃げ場がなくなる感じ
あの空気と
どこかで重なっていたのかもしれない

でも本当は
裁くためでも
正しさを押しつけるものでもなく
そうなった理由があるよねと
静かに横に置いてくれるもの
ただ
当時はそこまで
心に余白がなかった

言葉にできなかった気持ち
飲み込んだ緊張
反射的に縮めた心
それらは
今の感情に
まだ息づいていることがある

急いで手放さなくていい
無理に意味づけなくていい
ただ
私の場合はどうだろうと
一瞬だけ立ち止まってみる

その静かな問いが
これからを決めなくても
今日の呼吸を
少しだけ深くしてくれることもあります

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます