【ブランド立ち上げを支えた「お金の動かし方」Vol.3:クラウドファンディング】

TOSHIMI T

今回は、【KIWAKA物語|Part11再投稿版】から

【KIWAKA物語|Part14再投稿版】で綴った

私のクラウドファンディング挑戦のお話です。

私がクラウドファンディングに挑戦して“何が見えたのか”。
そのリアルなプロセスと学びをお伝えします。

■ 「クラファンは共感が可視化されるプロセス」

2017年の新年早々、私はクラウドファンディング

(以下クラファン)の準備に没頭していました。
公開したのは1月10日。

当初の目標金額は100万円――。
しかし担当支社長の一言で、私は戦略を見直すことになります。

「最初はあえて低めに設定し、早期に“サクセス”を狙う方が

応援者の心理に良い影響を与えますよ。

この助言から、戦略的スタートの重要性を理解し

最終的に目標額は50万円に設定。
リターン品にはバッグ、ポーチ、金華山織クッションなど
**私の想いを職人の技術で形にした“価値のパッケージ”**を

4種類用意しました。

こうして、私にとって初めてのクラファンがスタートしました。

■ 「応援の輪」が広がらなかった理由

公開直後、私は友人知人へ積極的に案内をしました。
しかし反応は想定外のものでした。

当時はクラファンという言葉自体がまだ一般的ではなく

特に主婦層には未知の存在。

「クラファンって何?」
「大丈夫なの?怪しくない?」

そんな声も多く、そっと距離を置かれることもありました。

「もっと応援してもらえると思っていたのに…」

正直なところ、淋しさを感じました。
けれども次第に理解します。

“これが、新しい挑戦をする時に起こる現実なんだ” と。
そしてこれは、

起業家にとって避けて通れない最初の壁でもありました。

■ 私を救ったのは“同じ方向を向く人たち”

そんな中、強く支えてくれたのは
起業家仲間や、自分の夢を追いかける人たちでした。

彼らの言葉には「自分もその道を通ってきたよ」という

共感が宿っていました。

中でも大きな存在となったのが、

KIWAKAの第一号のお客様・七重さん。
モデルとして協力してくださり、リターン品を購入し、

さらには自ら告知まで。

その想いに何度も支えられ、
2月3日――無事、目標達成することが出来ました。

画面に表示された 「サクセス!」 の文字を見た瞬間
「人の力」がブランドを動かすのだと痛感しました。

■ 達成後に訪れた“静けさ”が教えてくれたもの

目標達成後、支援は急に止まりました。

「もう達成してるなら、いいよね?」
「クラファンの手数料がもったいないから、終わったら直接買うね」それは善意からの言葉です。
でも、私は大切なことに気づきました。

応援の気持ちと、“支援という行動”は別軸である。

という現象を、私は自分の挑戦を通して体験したのです。

■ リターン発送の日に見えた「ブランドの土台」

クラファン終了から一週間後
すべてのリターンを発送し終えました。

梱包しながら、しみじみと感じたのは
ブランドの立ち上げは、ひとりでは決してできないという事実。

見切り発車で行動した私に「経営戦略」を指導してくださった専門家の方々。

その想いを技術で形にしてくれた職人さん達。
友人・知人、そしてクラファンを通じて出会った支援者の方々が、

ブランドの“最初の一歩”を支えてくれたこと。

そのすべてのご縁が、

スタートアップとしての土台を築いてくれたのだと深く実感しました。

■ Vol.3で得た学び

クラファンで得た最大の学びは

「クラウドファンディングとは共感が可視化されるプロセスである」

ということでした。

これは、Vol.1・Vol.2の経験とつながり
私の中で“お金の流れをつくる力”として一本の軸になっています。

  • Vol.1:初めての融資
     → 事業として前に進む覚悟と準備を得た
  • Vol.2:補助金活用
     → 外部資金を使い、アイデアを加速させる経験
     → 補助金は小規模事業者にとって「ありがたい追い風」になる
  • Vol.3:クラウドファンディング
     →共感には温度差があり、“理解してくれる人の応援”だけが支援という行動に変わることを再確認した。
    この3つの経験が線でつながった時、私は初めて

「ゼロからブランドを立ち上げるためのお金の動かし方」

を自分自身の言葉で語れるようになったと感じました。