今日、そっと胸に灯りがともるような出来事がありました。
わたしの著書『宿命という名の取扱説明書』が
週刊新潮(11月13日発売号)に掲載されたんです。
広告欄とはいえ
全国紙に自分の本が載っているページを見る瞬間というのは
不思議なくらい時間がゆっくり流れて
静かに深呼吸したくなるものでした。
あの頃のわたしは
先が見えない不安や
自分を責めてしまう気持ちに押しつぶされそうで
「いつになったら抜け出せるんだろう」
そんな思いばかり抱えていた気がします。
でも
ページに印刷された自分の名前を見た瞬間
その全部が今日につながっていたんだと
ふっと理解できたんです。
努力や経験が報われたというより
“積み重ねた痛みや迷いに意味が生まれた”
そんな感覚に近いものでした。
そして気づきました。
これはゴールなんかじゃなくて
誰かに言葉を届けていくための
新しいスタートラインなんだと。
“自分を責めてしまう人が
少しだけ呼吸しやすくなるように”
そんな願いをこめて
これからも丁寧に言葉を紡いでいきます。
いつも支えてくれる皆さん
本当にありがとうございます。
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