モノづくり経験ゼロの私が新規事業を立ち上げ、
初めてのブランド創りに挑んだ道のりを綴った体験談「OBBIJIN奮闘」。
その中で登場した “無料で利用できる支援施設” を、
4回にわたりご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
西陣織の帯地を縫製してくれる工場を自力で探しても見つからず、
思い切って電話したのが【大阪商工会議所】でした。
各支部には経営相談窓口があり、「エキスパート派遣制度」を通して
専門家に無料相談できる体制が整っています。
さらに、資金がほとんど無かった私でも 登録印紙代のみで商標申請ができる特許庁の
【INPIT知財総合支援窓口】をご紹介いただき、
知財の基礎から心強いサポートを受けることができました。
モノづくりのノウハウを学ぶためクリエイターを探していた私は、
タイミングよく【メビック】で行われた クリエイター募集プレゼン に登壇。
登録クリエイターと直接交流できる、大変貴重な機会をいただきました。
しかし、この時点ではまだ“求めていた人”には巡り会えず……。
諦めずに発信を続ける中、【INPIT知財総合支援窓口】の担当者様から
新たに紹介されたのが【大阪デザインセンター】。
ここで私は、後にブランドKIWAKAのファーストアイテムとなる
金華山織(きんかざんおり) に出会います。
このご縁がなければ、今のKIWAKAは存在していません。
まさに“ブランド誕生の転機”でした。
国や自治体が運営する支援機関は、縦の紹介ではなく
横のつながりで次の支援先へと導いてくれることが多いと感じています。
現在メビックが入っているビルは「大阪産業創造館」に在り
【大阪産業創造館】もまた、
大阪市内の中小企業や起業家を支援する拠点です。
経営相談や各種セミナーなど
専門家に無料で相談できるプログラムが充実しています。
最初に訪れた場所がしっくり来なくても大丈夫。
自分がやりたいことを 情熱をもって発信し続けること が、
必ず次の扉を開いてくれます。
コネがなくても、資金がなくても、見切り発車でも。
“自分の芯” を言葉にして動き続ければ、
その想いは必ず誰かに届きます。
私自身も今なお挑戦の途中にいます。
だからこそ、勇気を持って一歩を踏み出す皆さまを、
心から応援しています。